ベトナムではデルタ株発生を受けて、感染患者・死亡者が急増した。特にホーチミン市では感染患者が爆発し、医療崩壊が起きた。事態を慎重に受け止めた国の依頼を受け、国立バクマイ病院(ハノイ市)では、医師、看護師らスタッフ2000名をホーチミン市に送り、重症患者を専門に診療するICUセンターを緊急に設営した。本日越共同研究チームでは、本ICUセンターでの重症患者の臨床データを収集し、デルタ株による感染の特徴と重症化阻止の為の重症化要因解明の為の臨床研究を開始した。
結果として、BMH・緊急ICUセンターが設営されていた8月末から9月末までの1ヵ月間の入院患者504名(内、死亡者263名、致死率52.2%)の臨床情報を後ろ向きに収集することが出来た。